▼【柿茶本舗ブログ】

安心・安全な国産農産物と農薬の関係

 

こんにちは。柿茶本舗の井上です。
今日は農産物に使われる「農薬」に関するお話です。

■目次

1. 農薬使用ランキング3位


OECD(世界経済協力開発機構)が2013年に発表した、世界主要国の1haあたりの農薬使用量調査によると、農薬使用量1位は中国、2位は韓国、3位は日本と報告されています。
日本では「農薬取締法」や「農薬安全使用基準」、「残留農薬基準」などに基づいて、薬品の効果、薬害の有無、毒性、発ガン性、催奇形性、残留性などが、農業者や消費者に対する安全、環境に対する安全に配慮されて規定されています。

2.農薬の種類


「農薬」といってもその種類は多く、「農薬取締法」によると「殺菌剤、殺虫剤、その他の薬剤及び農作物の生理機能の増進または抑制に用いられる成長促進剤、発芽抑制剤、その他の薬剤」が示されています。
農薬の分類法にはいろいろあって、例えば「使用目的」によって分類した場合は、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、誘引剤、植物成長調整剤の発根促進剤、着花促進剤などに分けられます。「誘引剤」とは害虫を匂いなどでおびき寄せる薬です。
日本で使われている農薬は大きく分けて4種類。その比率は除草剤35%、殺虫剤29%、殺菌剤22%、殺虫殺菌剤11%、その他3%。殺虫殺菌剤というのは稲作に使われているものです。

3.残留農薬


食品衛生法で定められる規格の中で、食品に残っている農薬の基準値を「残留農薬基準」と呼んでいます。この基準値を超える農薬が残っている農産物は、国産・輸入に関わらず販売することができません。
では、残留農薬はどんな農産物に多いのか。多種多様な栽培方法がありますので一概にはいえませんが、ある調査によると、イチゴ、ホーレンソウ、リンゴ、ブドウ、モモ、サクランボ、トマト、日本茶などが挙げられたそうです。逆に比較的少ないものは、キャベツ、玉ネギ、ナスなどです。

4.心配されている農薬


1)ネオニコチノイド系殺虫剤
通称「ネオニコ」と呼ばれる、神経系に作用する殺虫剤。ごく低濃度でも脳神経に影響を与えるといわれています。子供の発達障害、自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD、腸内環境悪化、自己免疫疾患などの可能性も指摘されています。気を付けたいのは、野菜や果物、お茶からこの成分が検出されているということです。
2)グリホサート
除草剤「ラウンドアップ」の主成分で、「光合成」を阻害して雑草を枯らす農薬です。発ガン性、腸内環境悪化、生殖機能障害などが指摘されています。パンやパスタに使われている小麦粉、大豆製品からの検出が報告されています。

5.ポストハーベスト農薬と燻蒸処理


「ポストハーベスト農薬」とは、収穫後に果物や穀物、野菜に散布する農薬で、殺菌、防カビの働きがあります。輸入農産物で問題とされているものです。
ポストハーベスト農薬は表面に付着するだけでなく、皮や内部まで浸透する危険性も指摘され、発ガン性や催奇形性が疑われています。一般的な輸入農産物のバナナ、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、サクランボなどに使用されています。
「燻蒸(くんじょう)処理」とは、輸入農産物には、外国の害虫が付着している可能性があるため、害虫を日本国内に持ち込まないように、事前に殺虫のために薬剤を燻すことです。輸入農産物は害虫を死滅させないと国内流通ができないことになっています。

6.農薬から身を守る食生活を


• 口から入る絶対量を減らしましょう。
• 充分水洗いする、皮を剥く、または茹でて使いましょう。
• なるべく無農薬、有機栽培 (オーガニック) と表示されている物をつかいましょう。
• 究極をいえば自家栽培です。購入するなら、信頼できる作り手や、薬剤処理がされていない農産物を選びましょう。

7.さいごに


農薬だけでなく、食品添加物や環境ホルモンの害など、体は「複合汚染」されている可能性が指摘されています。問題なのは、体内にじわじわと潜んでいくので、病気になっても何が原因なのか究明できないことです。
結局、何を食べたらよいのか、戸惑ってしまうかもしれません。大事なことは、買わない、食べないものを選択していく危機管理意識や知識をもつことではないでしょうか。

参考:農薬まみれ食品の恐怖(2020年7月30日 豊岡倫郎 氏)


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