こんにちは。柿茶本舗の井上です。
今日は「食品添加物」に関するお話です。
■目次
1. 食品添加物とは
甘味料や着色料、香料など、食品製造の過程で、加工、保存の目的で使われるのが食品添加物です。使用できる添加物や使用量、表示のルールは食品衛生法によって決められています。食品添加物は4種類に分けられ、令和3年1月現在で認められているのは、指定添加物472点、既存添加物357点、天然香料約600点、一般飲食物添加物約100点です。
2.おもな食品添加物の効果と種類
体甘味料…食品に甘味を与える。
着色料…食品の色調を調節する。
保存料…カビや細菌の繁殖を抑え、保存性をよくして中毒を予防する。
増粘剤、安定剤、糊剤…食品に粘り気を与え、分離せず安定性を向上させる。
酸化防止剤…油脂などの酸化を防ぎ、保存性をよくする。
発色剤…ハムやソーセージなどの色調、風味をよくする。
漂白剤…食品を白くきれいにする。
防カビ剤…柑橘類などのカビの発生を防止する。
イーストフード…パンのイーストの発酵をよくする。
香料…食品に香りをつけ、おいしさを増す。
酸味料…食品に酸味を与える。
調味料…食品にうま味などを与え、味を調える。
乳化剤…水と油を均一に混ぜ合わせる。
PH(ペーハー)調整剤…食品の酸性とアルカリ性の度合いを調節し、品質をよくする
膨張剤…ケーキなどをふっくらさせ、ソフトにする。
栄養強化剤…栄養素を強化する。
などなど、実に多くの種類があります。
3.「一括表示」とは
一括表示とは、何種類もの物質の添加物をまとめて一括表示できるルール。
たとえば「甘味料」のグループにはブドウ糖やキシリトールなど、いろいろな添加物が存在しています。
一括表示はイーストフード、調味料、香料、酵素、軟化剤、乳化剤、PH調整剤、膨張剤、凝固剤、光沢剤など14グループに許可されています。
この制度の問題点は、どんなものがどれだけ使われているのかがわからない点です。たとえば「調味料(アミノ酸等)」と一括で表示されていると、グルタミン酸ナトリウム、アラニン、グリシン、アスパラギン酸など、合成化合物が使われていてもまったくわからないのです。
4.冷食品添加物の危険性
食品添加物の危険性として次のような内容が懸念されています。
- 慢性毒性が肝臓や腎臓などの臓器などに影響し、機能低下させる可能性。
- 発がん性物質が遺伝子に傷をつけ、細胞をがん化させる可能性。
- 胎児に先天性障害をもたらす可能性。
- いわゆる環境ホルモンが悪作用を及ぼす可能性。
自然の産物である人間にとって、動植物以外の化学物質を化学的に合成したものは「異物」ともいえます。なかでも問題なのは、2つ以上の添加物が体内で反応した際の安全性が検証できていない点です。
5.気をつけたい加工食品
ハム、ソーセージなどの加工肉
さまざまな添加物が含まれ、発がん性が疑われています。
マーガリン、ショートニング、フアットスプレッド
パンやクッキー、揚げ物などに使用。トランス脂肪酸が含まれ、動脈硬化、心臓病、ぜんそく、アレルギー疾患が懸念さることから、欧米では使用が規制されています。
亜硝酸ナトリウム
発色剤としてハムやソーセージに使用。食肉に含まれる物質と反応して大腸がんのリスクが高まることが指摘されています。
ソルビン酸
保存料として広く食品に使用。発がん性や免疫障害、発育不全等が懸念されています。
安息香酸ナトリウム
保存料として清涼飲料水、栄養ドリンクに使用。発がん性、白血病、神経障害、めまいのリスク。
調味料(アミノ酸等)
うまみ成分として加工食品全般に使用。神経細胞を破壊し、知能障害、認知症、うつ病、めまい、不眠症、多動性障害のリスク。
人工甘味料
スクラロース、アスパルテームなどがお菓子、パン、清涼飲料水など広範囲に使用。味覚障害、免疫力低下、発がん性、肝臓障害などのリスク。
着色料、発色剤
菓子類、練りもの、パンなど広範囲に使用。発がん性リスク。
自然の産物である人間にとって、動植物以外の化学物質を化学的に合成したものは「異物」ともいえます。なかでも問題なのは、2つ以上の添加物が体内で反応した際の安全性が検証できていない点です。
5.さいごに
長期間、添加物の多い食品を食べ続けていると、自然な食べ物の味がわからなくなる可能性があります。子供は食べるものを選ぶことができません。ご自身や家族の健康管理は、まず食品をきちんと吟味することからはじめましょう。
参考:添加物まみれ食品の恐怖(2020年6月28日 豊岡倫郎 氏)
毎日の健康管理に柿茶をおすすめします。
メールマガジンにて健康情報配信中ですご登録はこちらから