【肌トラブルと体の危険信号】多くの女性にとって「美肌」は永遠のテーマですね。
長い間いろいろなことを試してきても満足できないあなた。まず、肌トラブルに向き合ってみましょう。
こんにちは。柿茶本舗の井上です。今日は「美肌」に関するお話です。
■目次
1. 美肌は永遠の願い
これまで何十年ものあいだ、何十種類もの化粧品を試してこられた方も多いことでしょう。でも、満足できない。だからまた次の化粧品を試してみる。その繰り返しになっていませんか?
「肌は内臓の鏡」という言葉があります。心臓や肺、胃など、臓器や器官に不調があると、肌にもその影響が出てきます。美肌を求めるなら、化粧品に頼るだけでなく、まず、日頃の生活習慣を見直すことが必要です。
2.顔のシミでわかる体の不調
上のイラストは、顔のシミと体内の不調との関係を示した一例です。
1.額のはえぎわのシミ……冷え症で婦人科系が弱く、宿便がたまりやすい
2.額のシミ……性腺ホルモン、副腎ホルモンの分泌異常
3.こめかみのシミ……自律神経の乱れ、肝臓が弱い、甲状腺機能低下、更年期障害
4.瞼の上のシミ……月経不順
5.側頭部から頬骨にかけてのシミ……肝臓、胆嚢の障害
6.鼻の上のシミ……腸が弱い、宿便がある
7.瞼の下のシミ……貧血、肝機能低下、女性ホルモンのバランス崩れ
8.頬骨のシミ……肝臓が弱い、腰痛あり、痔が悪い、便秘症
9.鼻の先端のシミ……便秘、大腸が悪い、宿便がある 10.鼻の下や唇の下のシミ……冷え症、宿便がある、女性ホルモンのバランス崩れ
★顔全体に広がるシミ……女性ホルモン分泌不足、副腎機能低下
3.肌荒れの原因はいろいろ
肌荒れの原因についてさまざまな理由をまとめてみました。
3-1)便秘や宿便による肌荒れ
便秘になると腸内で発生した毒素が腸壁から吸収されて、汚れた血液が体中を駆け巡り、シミ、小じわ、肌荒れの原因になります。
3-2)貧血、冷え症による肌荒れ
貧血や冷え性は女性に多い症状ですね。血流が悪いために皮膚の細胞への酸素や養分の供給が充分にできないことから、体内で分解されたあとの運搬や排除機能も低下しているために、シミができやすくなります。
3-3)老化による肌荒れ
若いときは皮膚細胞や色素細胞の新陳代謝が活発ですが、加齢とともに新陳代謝は衰え、メラニン色素が沈着しやすくなってきます。女性の場合は閉経期を過ぎると、女性ホルモンの分泌量も減り、その結果、皮膚、つまり肌も荒れてきます。また加齢とともに脳下垂体から出るホルモンも減少し、保水能力も低下することから、カサカサ肌になりやすくなります。
3-4)肝機能低下による肌荒れ
「沈黙の臓器」といわれる肝臓は、体内に入ってくるあらゆるものを分解解毒し、再配分しています。肝臓の機能が低下すると、皮膚に色素が沈着しやすくなります。
例えば、慢性病で薬を飲み続けていたり、お化粧がいつも濃い人は肝機能が低下する可能性があります。シミには肝臓機能が低下することであらわれるものもあります。
3-5)腎臓機能低下による肌荒れ
腎臓も解毒代謝の役割をしています。その機能が低下すると、血液中に老廃物が増え、解毒する力が低下してシミができやすくなります。腎臓が弱ってしまうと肝臓の負担も増え、体の中だけでなく肌にとっても悪循環に陥ってしまいます。
3-6)ストレスによる肌荒れ
人はストレスを受けると副腎皮質ホルモンが刺激されて、メラニン色素を増加させる、つまりシミが増えます。また、ストレスは体内の活性酸素を増やすので、肌だけでなく身体を老化させることにもつながります。
3-7)紫外線からの刺激による肌荒れ
強い紫外線を長時間浴びると皮膚によくないことは、すでにご存知ですね。最近は皮膚がんの原因のひとつともいわれています。紫外線による皮膚の炎症、つまり日焼けのあとはシミになりやすいので気をつけましょう。
そもそも紫外線は肌によくないだけでなく、体内で活性酸素を発生させることがある点でも、日頃から紫外線を浴びないように意識したいものです。
3-8)偏食やタバコによる肌荒れ
肉食が多い人に、肌荒れやシミが多い、という説があります。肉や甘いものは、腸内環境を悪化させ、血液にも肌にもよい影響を与えません。タバコが肌に良くないことは説明するまでもありませんね。
油脂分の多い食べ物、酸化した食べ物など、無頓着な食事で胃や腸に炎症が起こると、その影響は肌にも出ます。また、摂取する栄養素のバランスが悪いと皮膚形成も乱れて、肌荒れの原因にもなります。
3-9)薬、化粧品、食品添加物、農薬、空気中の化学物質などによる肌荒れ
これらの化学物質はすべて自然界には本来ありえない、体にとっては異物です。体は本能的に排除しようとし、副作用が起きることもあるわけです。また、排泄されずに体内に残って、臓器や器官の不調をもたらすこともあります。肌をきれいにするために塗っている化粧品が、なかにはシミや肌荒れの原因になることもあるわけです。
3-10)心臓病による肌荒れ
「顔は心臓の状態を反映している」ともいわれています。心臓に脂肪が蓄積されると、顔にシミや斑点ができる場合があります。
4.美肌づくりはまずコレから
では、美肌のために何をしたらいいのでしょう? 心がけたい10項目をまとめてみました。
4-1)便秘をしない
宿便を排出して、腸内環境をよくしましょう。そのためにはまず、少食にすることです。
生野菜ジュースや水分補給なども宿便の排除に効果があります。
4-2)きれいな生水と柿茶を毎日計1.5リットル前後飲む
一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつ飲むのがよいです。柿茶にはビタミンCが豊富に含まれていて、免疫力、抗ストレス作用、抗酸化作用、そして、メラニン色素の発生を抑制して、肌を白くする効果が期待できます。
水分をコーヒーや緑茶、ジュースでは摂らないようにしましょう。コーヒーやお茶、そしてお酒には脱水作用があるので逆効果です。西洋には「コップ一杯の清水は一トンの化粧品にも優る」という諺があるほどです。
4-3)直射日光を長時間浴びない
紫外線を浴びると活性酸素を発生させて、肌を痛めてしまいます。直射日光の下では帽子や日傘を忘れずに。
4-4)充分な睡眠をとる
早寝早起きの規則正しい生活をしましょう。睡眠不足や過労は肌の大敵です。「ホルモンは夜寝ているときに作られる」と聞いたことはありませんか? 本当ですよ。
4-5)ビタミンC、ビタミンB1、B2、B6、Eを摂取する
これらのビタミンが肌の代謝や血流をよくし、肌をきれいにしてくれます。体調も整うはずです。ミネラル分では硫黄がメラニン分解を促す効果があるといわれています。
4-6) 食生活を見直す
まず、少食になりましょう。できれば主食は三分づき玄米を。生野菜ジュースもおすすめです。ニンジン、キャベツ、小松菜、ほうれん草、パセリ、リンゴなど五種類くらいのミックスジュースがよいでしょう。副食には海藻、大豆製品、カボチャ、青魚、白身の魚や小魚、黒ゴマなどを取り入れたおかずを。
肉や揚げ物、甘いものなどで脂肪分を摂りすぎると、腸内環境に負担をかけるので、肌にもよくありません。
4-7)適度に運動をする
ヨガやジョギングなど、簡単な運動をして体全体の活性化を維持しましょう。筋力強化、有酸素運動、血液循環、骨格矯正など、意識して体を動かすことで、体内も脳もリフレッシュし、美肌効果も期待できます。
4-8)ストレスを溜めない
ストレスは美肌の大敵です。マイナス思考をせず、毎日を前向きに、好奇心をもって生活していると、いつまでも若々しい気持ちが保てるものです。ストレスもたまりません。精神の老化は身も心も老けさせてしまいます。
4-9)肥満の人は痩せる
肥満の人は心臓に脂肪がついています。それが活性酸素によって過酸化脂質に変わり、シミをつくることにつながります。肥満は美肌のためにもよくありません。
4-10)食品添加物を避ける
体にとって異物である化学物質の入った添加物。これを使った加工食品を食べない習慣をつけましょう。食品を購入するときは裏書の「原材料名」をチェックすると、添加物の有無がわかります。必ず見るようにしましょう。
5.まとめ
肌と体の関係について、いかがでしたか? 美肌のためには、解毒やホルモンに関連する肝臓や腎臓、副腎、脳下垂体などの機能を正常に保つことが大切です。実際、肝臓や腎臓の強い人の肌にはハリがあります。
まず知識として知ること、そして対策を意識して美しい肌をめざしましょう。
参考:ビタミン・ミネラルが健康を守る (2020年3月27日 豊岡倫郎 氏)
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