こんにちは。柿茶本舗 井上です。
今日は「免疫力」のお話です。
風邪をひきやすいとか、アレルギー疾患、リュウマチなどいろいろな病にかかるのは、免疫力が関係していると言われています。
免疫力は、20歳あたりをピークに年齢とともにその力が弱くなり病気にかかりやすくなってしまうわけです。
■目次
1.「免疫力」ってなぁに?
人間の体には、有害な細菌やウィルス、化学物質などの侵入やがん細胞の発生などを防ぐ能力がもともと備わっています。これが「免疫」です。
免疫には「自然免疫」と「適応(獲得)免疫」の2つの種類があります。
自然免疫は生まれつき備わっている免疫のこと。
適応(獲得)免疫は、生まれた後にウィルスや細菌などの自然界の異物に出合うことで備わっていく免疫のことです。
例えば、ワクチン注射を打つことで病気にかからないようにするのは、
まさにこの適応(獲得)免疫の働きです。
2.免疫力が低下するのはなぜ?
20歳あたりをピークに、加齢とともに低下していく免疫力。
なぜ下がってしまうのでしょうか。
理由はいくつかありますが、主な原因は次のように言われています。
- 体内で免疫細胞を生産している機能(脾臓、肝臓、腎臓、小腸など)の低下。
- 便秘などによる腸内環境の悪化。
- ストレスによる自律神経の乱れ。
- 有害化学物質を吸い込むなど、生活環境の悪化。
- 高脂肪、高タンパクの誤った食事習慣。
- 甘いものの摂りすぎや添加物の摂取。
- 喫煙や過剰な飲酒。
- 睡眠不足や過労。
- 低体温や薬の服用。
などなど。
3.免疫力が下がるとどうなるの?
一番心配されているのは「がん細胞の発生」です。
がんの発生にはいろいろな要因が考えられますが免疫力が高ければ、がん細胞の発生段階で抑えることができ逆に免疫力が低いと、発病していくわけです。
また、花粉症やアトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患。これも体内の免疫機能が低下することで発症します。
そして、膠原病、慢性関節リュウマチ、強皮症、全身性エリテマトーデスなど数多くの難病が含まれる自己免疫疾患。免疫力が低下すると、こういった病気も発症しやすくなります。
4.免疫力を上げてハリのある毎日を
では。下がっていく免疫力を上げるためにはどうしたらよいでしょう。
まず心がけたいのは、ストレスに負けない「精神力」。
常に前向きに、そして笑顔で生活することが大切です。
没頭できる趣味や人との交流、生きがいのある毎日が免疫力を高めます。
そして毎日の「食生活」にも気を配る必要があります。
腸内環境を乱す、高脂肪・高タンパクの欧米風の食事よりも、和食を。
小魚、大豆、ゴマ、海藻、三分づき玄米食などを中心に、少食を心がけ生野菜、生野菜ジュース、柿茶などからビタミンCを摂りましょう。発酵食品や食物繊維も積極的に摂りたいものです。
逆に避けたいのは、甘いお菓子や清涼飲料水、お酒など。
食品添加物の多い加工食品も避けたいですね。
冷たいものは食べない・飲まないこともポイントです。
また、適度に「体を動かすこと」=体操や呼吸法を日課にすることもおすすめです。
例えば、日本で最初の健康体操と言われている「自彊術(じきょうじゅつ)体操」を参考にしてみてください。1回15分程度の有酸素運動で血行促進などの効果が認められています。これを毎日1回続けることで、体温を上げ、安眠しやすくなり免疫力が上がりやすい体づくりが期待できます。
いかがでしたか。
誰でも加齢とともに免疫力は下がっていくものですがその意味や低下させない方法を知り、意識することで免疫力の高い、美しく魅力的な人であり続けたいですね。
メールマガジンにて健康情報配信中ですご登録はこちらから
参考:「健康を考えるブログ」?免疫力を上げて病気を防ぐには(2020年3月27日 豊岡倫郎 氏)