2011年9月4日(日)サンポート高松にて、「原子力発電所の現状について~原子力の専門家が原発に反対するわけ~」の講演会があった。
主催は生活協同組合コープ自然派オリーブ。
コープもタイミング良く粋な講演会を開くものだ。そのせいか300席ほどの会場は満席で、補助椅子が用意されたほど。
原子力発電所とは何?から始まり、チェルノブイリ事故の状況、放射能が生物に及ぼす影響、福島事故で何が起きたか、原発の不要性等をパワーポイントを使って分かり易く説明してくれた。
私が認識を新にし、びっくりしたのは、原発で使われているウランの量。広島の原爆で燃えたウランはたったの800gに対し、100万Kwの原子力発電所1基が1年間運転するごとに燃やすウランは何と1トンもあると言う。
今、日本には18ヶ所で54基の原発があって、その認可出力は約4,574万Kw。だからこれが全て稼働すると一年間に45.74トンものウランが燃える計算。何となんと、広島原爆の5万7千倍もの量だ。
25年前のチェルノブイリ事故の時、汚染地区は直径700Kmにも及び、8,000Kmも離れた大阪でも一週間後にその放射能が観測されたと言う。
福島事故は未だ収束していない。汚染地帯は今後日本全体どころか世界全体に及ぶだろう。
国内は言うに及ばず世界各国から日本のせいだと賠償請求が来たら、東電倒産なんて目じゃない。
小松左京のニッポン沈没ならまだまし、中国の日本区かUSAの日本州になるかも。
原発を全部廃止しても日本の電力は火力発電所で十分賄える。火力発電所はCO2による地球温暖化の元凶と、政府は原発を推進してきた。
地球温暖化と地球放射能汚染化と我々はどちらを選択する???
だから原発は要らない!要らない!要らない。