アメリカ人には魚は死んでも目を開いているから怖ろしいと言う人が多かったが、日本人の平均寿命が世界一になったのに驚いて魚を食べる努力をその後、魚は健康食として世界的に消費が伸びているのに、日本では年々減少している。
一人-日当たり供給量が1990年に195グラムであったが、2011年は141グラムまで減少した。香川県の小中学生3万6千人の調査で9.5バーセント、文部科学省の全国の小中高校生1万2千人の調査で2:2パーセントが脂質異常で、日本の子どもたちに最も多いのは脂質異常である。
脂質異常は、俗にいう血液ドロドロで、これをサラサラにする効果が高いのが魚介類、なかでも青魚に多く含まれているエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキエン酸(DHA)である。
マグロ·ブリに多いが、アジ·サバ・サンマ·イワシなどの大衆魚にも多い。EPA.DHAは高血圧など循環器病の予防に効果があるだけでなく、子どもに3か月間毎日食べさせたところ試験の成績が上がった報告がある。
幼児の知能発達や認知症の予防、アレルギー·アトピーにも効果があるし、美肌効果があるとも言われている。
最も効果的な食べ方は刺身や酢の物などで食べることである。煮ると溶け出すので、つみれなど煮汁ごと食べる料理がよい。天ぶらは半分は油に溶け出る。干物も酸化されるが、損失を気にせずに種々の方法で食べるのがよい。
煮干にも含まれているが、だし殻に残る。だし般を食べる工夫をすべきである。青魚の血液サラサラ効果は2時間続くので、一日に一回食べることを勧しかし、子どもたちは魚が好きではない。高校生に試験の成績が上がると言っても首を横に振る。
缶詰はと言うと、うなずく。魚が嫌いな理由は臭いと骨であるが、缶詰は好きである。EPA.DHAも残っているし、骨が柔らかくなっていてカルシウムも摂れる。特売では、サンマ,イワシの缶詰は一缶100円以下で売られている。
大いに食べて頂きたい。