1.免疫力と年齢
免疫力の強さを年齢別に示した上の図のように、20歳をピークにして、下降してゆき加齢と共に、色々な疾患に罹患する率も高くなります。
参照:NIKKEI STYLE
2、免疫とは
人体には外部から侵入する有害な細菌やウイルス、花粉、化学物質などの有害物質及び体内で発生するがん細胞や腸の腐敗便からでる異質な有害物質などの異物から身を守る防御システムです。
免疫には2種類あり、生まれつき備わっている免疫を自然免役といい、出生後に細菌や異物などに接すると対抗してできる免疫を獲得または適応免疫といいます。
同じ異物が2度目に体内に入った時はリンパ球が記憶していて、やっつけてくれる。予防接種はこの働きを応用しています。
3、免疫力が低下する原因
- 加齢と共に免疫細胞の産生を担当している胸腺、脾臓、肝臓、腎臓、小腸等の機能低下。
- 便秘、腸内環境の悪化、即ち悪玉菌が増え、善玉菌の減少
- ストレスによって自律神経の交感神経と副交感神経とのバランスが崩れて免疫力低下。
- 生活環境の悪化によって、有害化学物質の体内吸収。
- 高脂肪、高タンパク食の過食
- 甘いもの取りすぎ、喫煙、過飲酒。
- 睡眠不足。
- 運動不足による血行不良。
- 低体温
- 血液やリンパ液などの体液のアルカリ性と酸性の不均衡。
- 過労、食品添加物、服薬等による活性酸素の増加など。
4、免疫力を上げる食事
- 食品添加物の多い加工食品は摂らない。
- 食生活腸内環境を悪くする食事宿便や便秘の原因となる過食をしない。小魚、大豆、ゴマ、海藻、生野菜ジュース、玄米食中心の少食にする。
- 野菜や柿茶から、風邪に強いビタミンCを摂る。発酵食品や抗酸化食品、食物繊維