「健康新聞」は、渡辺完 爾先生のご尊父渡辺 正先生が昭和41年3月10日に第1号を発刊され、今年7月1日に第500号を達成されました。誠におめでとうございます。
この健康新聞は、西式健康法のすばらしさを伝え続けてきた新聞で、紙面を通して、多くの入院体験や西式健康法の指導について種々の報告がなされてきました。
西式健康法の普及をご尊父から引継ぎ、健康新聞の発行も引き継がれて御活躍される渡辺 完爾先生を東京都中野区東中野にある渡辺医院に訪ねた。
診察室での先生
渡辺先生とNPO法人健康を考えるつどいの井上理事長との対談の様子。最近の医療のあり方と西式健康法を対比しての話題等々、話は尽きない。
西勝造先生のお写真と直筆の健康訓が待合室に飾られていた。
健康新聞 第500号
第1号より「発刊の辞」医学博士 渡辺 正 先生の文をご紹介。
医学が進歩した今日でも長生きと健康を妨げる最大の敵は脳卒中とがんと心臓病の三者である。がんについてはその原因すらも不明であり、高血圧,心臓病,脳尿病リウマチス,喘息,潰瘍等々の成人病も増加の一途をたどり、的確な予防法も治療法もないと言う有様である。
一方、精神薄弱等重症の心身障碍児の対策は社会問題として取り上げられてきましたが、この適格な予防法については何等報告されてないようである。
ところで、全国民が西医学健康法を知り、且つ実行するならは、以上の問題もすべて簡単に解決することが出来る。
西医学健康法を普及して万人の健康に寄与することは、学祖西勝造先生の御心に沿うことであり、西医学を学ぶ者の使命でもある。従って、吾々は只座して病人の治療だけに止まることなく、進んで、万人の健康保持と増進に努力することがもっとも必要なことでなかろうか。あえて、今後健康新聞を発刊する所以もここにある。
吾々は微力ではあるが、この重大な使命の達成に邁進する決意で出発しました。諸先輩の御指導と御鞭撻をお願いする次第です。