日本ホリスティック医学協会の会長、帯津良一先生の講演会が、休暇村讃岐五色台で開かれた。 帯津先生は全国各地でホリスティック医学について、ご講演されているが、香川県では初めて。 題して「ホリスティック医学を学ぶ」
「ホリスティック」とはギリシャ語の「holos」が語源で、全体・関連・つながり・バランス等と訳される。 ホリスティック医学は、病というステージだけに留まらず、生老病死から死の世界まで、丸ごと対象にする。
ホリスティック医学の定義に曰く、
①ホリスティック(全体)な健康観に立脚する。
②自然治癒力を癒しの原点におく。
③患者が自ら癒し、治療者は援助する。
④様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う。
⑤病の深い意味に気付き、自己実現をめざす。
講演会の中で聞いた記憶に残る先生の言葉、
1、西洋医学は部分だけを診る、中国医学は全体のつながりを診る、ホリスティック医学は中西医学を統合して診る。
2、従い、ホリスティック医学は人間丸ごとを診る医学。
3、これからの癌治療は、
①患者の自然治癒力(命のエネルギー)を高める
②治療戦術を集めて戦力にする
③死の不安を和らげる
4、明るく前向きなやつに気をつけろ・・・人間の本性は悲しみである.
5、悲しみに裏打ちされた「ときめき」が必要・悲しみの大地に希望の種を蒔け。
6、今日が人生最後の日と思って生きよ。
7、酒は男の品性を高めるために飲むもの。
帯津先生はがん治療の現場で、二十年余りにわたる医療気功の経験を通じ、気巧の本来の目的は心身を虚空いっぱいに広げ虚空と一体になる事だと気付かれました。
そこで、虚空と一体になる事をテーマにした巧法が一つくらいあってもいいと思って、新呼吸法「時空」を発案。
時空を体験したが正直、話が難しすぎて虚空と一体となる呼吸法は良く分からなかった。