新幹線や観光バスに乗る。座席に座る。座席をリクライニングにする、うしろの席に何の断りもなしに。
飛行機に乗る。シートベルト着用のサインが消える。待ってましたとばかり席を倒す、何の断りもなしに。
「うしろの人に断りを入れる」と云う常識を、恥ずかしながらこの歳になるまで知らなかった。
テレビでそれを知って驚いた。今迄なんと非常識な振舞いをしてきた事か・・・と。
無駄に歳を取っても、他人からは目上には注意はされなくなる。まして「常識ですよ」なんて、この年寄りに誰が言うか!
でも一度だけ、神社の参拝時のマナーについて聞かされた。
参拝前に手水で口をそそぐ時、ひしゃくから直接水を口に含むのは非常識と・・・。
一旦ひしゃくの水を手に受けてそれで口をそそぐのだと。・・・これも知らなかった。
常識や道徳は昔、親からも爺さん婆さんからも教えられた。今頃はどうだろう。
核家族化が進み、子供たちはそんな事を知らずに育つに違いない。
学校教育の中に道徳や常識を教えるカリキュラムを入れないといけない、そんな時代になったのかも知れない。
ポイ捨て、つば吐き、喫煙、公道で裸にならない・・・・とか、とか。