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目に良い栄養素と食べ物


こんにちは。柿茶本舗の井上です。現代社会では、スマートフォンやパソコンなど、目を酷使する機会が増え、目の健康が損なわれやすくなっています。

目を守るためには、定期的なケアや健診はもちろんのこと、栄養面のサポートも重要です。この記事では、目の健康をサポートする栄養素について解説します。

 

1.ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」は目に良い?

目に良い栄養素として、ブルーベリーやビルベリーに含まれるアントシアニンを思い浮かべる方は多いでしょう。

アントシアニンはポリフェノールの一種で、ブルーベリーなどに豊富に含まれています。この成分は、目の網膜に存在する「ロドプシン」の再合成を促進し、視覚機能の改善や疲れ目の軽減に役立つとされています。

しかしながら、アントシアニンが目の機能を改善する効果についての研究は限られている状況です。実際のところ一部の研究では、一般的な摂取量のブルーベリーでは視覚機能の改善が見られなかったとの結果も報告されています。そのため、アントシアニンの摂取が目に与える効果には個人差がある可能性があります。

 

2.目の健康をサポートする食べ物と栄養素

目の健康を維持するために重要な栄養素と、それを豊富に含む食べ物について解説します。

①ビタミンA
ビタミンAは、目の粘膜を保護し、網膜の健康を維持する役割があります。不足すると、暗い場所で物が見えにくくなる「夜盲症」や、角膜や結膜の乾燥を引き起こす可能性があります。
食品例: レバー、卵、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、柿の葉

②ビタミンC
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、水晶体の酸化を防ぐ働きがあります。一部の研究では、ビタミンCの摂取量が多いほど、加齢による白内障の発症リスクが低下することが報告されています。
食品例: イチゴ、キウイフルーツ、じゃがいも、柿の葉

③アスタキサンチン
アスタキサンチンは赤色の色素成分で、目のピント調節機能をサポートし、眼精疲労の改善に役立ちます。また、紫外線によるダメージから目を保護する働きもあります。
食品例: 鮭、いくら、えび、かに

④ルテイン
ルテインは目の水晶体と黄斑部に多く存在し、黄斑を保護します。また、「天然のサングラス」と呼ばれるほど、ブルーライトや紫外線などから目を守る働きが注目されています。目に存在するルテインの量は40〜50代から徐々に減少し、60〜70代ではさらに減ってしまいます。そのため、日々の食事から補給することが大切です。
食品例: ほうれん草、ケール、ブロッコリー、柿の葉

 

3.まとめ

目の健康を維持するためには、視力検査や生活習慣の見直しに加えて、日々の食事から目に良い栄養素を意識して摂取することが大切です。
ビタミンAやビタミンC、アスタキサンチン、ルテインなど、さまざまな栄養素が目の機能をサポートし、目の疾患予防に貢献します。これらの栄養素を含む食材をバランス良く取り入れ、日常生活の中で目の健康を守っていきましょう。

 

参考
日本健康医学会雑誌「ブルーベリーの眼機能改善効果」
公益財団法人 日本眼科医会「知っておきたい加齢黄斑変性―治療と予防―」
国立研究開発法人 国立がん研究センター「ビタミンC摂取と老人性白内障発症の関係について」

 

まずはおためし

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